住宅用オーニングテントのエルパティオプラスのDIY・取付方法にてご案内致します。エルパティオプラスは主に戸建住宅などに人気ですが、店舗などでも間口4670mmまでであれば、取付可能ですのでDIYで取付をチャレンジしてみて下さい。以下は木造の場合ですが鉄筋コンクリート造などであれば下地確認などは不要ですが、予め施工マニュアルや、テクニカルマニュアルをご覧くださいませ。
①下地位置を確認する(木造の場合)
エルパティオプラスを取り付ける際、木造などの場合は必ず予め下地の位置、太さなどをご確認下さい。(採寸方法はこちら)上記は、木造戸建ての場合の写真ですが、基本的には本柱の位置が重要となってきます。例えば、本柱の芯~芯までの距離が1820mmの場合は、オーニングの外形サイズは+120mm(1940mm規格)程度が一般的です。(絶対値ではございません)
以下の図は木造住宅で柱などの下地にベースプレートを固定する際の採寸イメージとなります。
※オーニングの外形サイズが2850mmの場合、ベースプレートの端部~端部の長さはー20mmとなります。(2830mm)
②ベースプレートに穴をあける
上記はロングベースプレート(有料オプション品)を使用した場合の写真ですが、ロングプレートを使用しない場合は、標準プレートは同梱されております。(間口2851mm~補助プレートもあり)標準プレートの場合でも、ロングベースプレート使用、いづれの場合でも、下地位置に合わせて上記のようにドリルなどで穴をあけて下さい。
※ロングベースプレート使用時は、穴の数は中間などに何カ所でも結構ですが、最低でも左右端部に上下2か所は必須となります。
※柱芯に合わせて穴をあけて下さい。
※補助ベースプレートは、確実に下地に効いてなくても支障ございません。(上ケースの垂れ止めです)
※使用する締結ネジ(コーチボルト、アンカーなど)に合わせて下穴をあけて下さい。
※コーチボルト、アンカーなど躯体に合わせて材料・本数をご用意ください。
③ベースプレートを壁に取付
ベースプレートに穴をあけたら、壁に取り付けます。大人2名(もしくは3名)で左右同時に持ち上げ、予め取付位置を決めておき、(マーキングしておくと便利です)ラインに合わせて手でしっかり動かないように固定しておいて下さい。その状態で穴芯にドリルで壁に下穴をあけて下さい(いきなりコーチボルトを打ち込むと、柱の亀裂などの危険性がございます)下穴は、コーチボルトの太さが9mm程度であれば、5mm~6mm程度の細いキリで穴をあけて下さい。
下穴をあけたら、コーチボルトをインパクトなどで慎重に打ち込んで下さい。この際、あまり勢いよく締めすぎるとコーチボルトの効きが弱くなったり、効かなくなる場合がございますので、最後の締め付けは手で行うと安全です。(万が一、締めすぎなどで効きが悪い場合は、上下にベースプレートを動かして打ち直して下さい)
※ベースプレート取付時、予めプレートホルダーも入れておいて下さい。(2個穴プレートを左右1個づつ、間口2851mm以上は中央にもミニプレート1個)
↓ 木造以外の場合の固定方法 ↓
上記はあくまでも参考イメージですので、確実に安全な方法ではございませんので、お客様の責任において適切な固定方法を決めて下さい。
④本体の前準備作業
ベースプレートを壁に取り付けたら、次は本体を地面に置いている状態で、細かな部品をセット致します。まず、ステンレスのクランクハンドルが小さな箱に入っておりますので、取り出して左右どちらかご注文時に指定した位置にクランクハンドルを差し込んで同梱されているネジとロックナットをつけて締め付けて下さい。
次に上ケースをご注文の場合は、上ケースを取り付けるためのホルダーが同梱されております(間口2851mm以上は3個、2850mmまでは2個同梱)ので、箱から取り出し、付属のボルトで本体のベースガイドの内側に固定しておいて下さい。(3個ある場合、1つは中間用ですので本体設置後でもOKです)
⑤本体をベースプレートに取り付ける
次に、本体を大人2名~3名で持ち上げて、ベースプレートに本体をセットします。この際、脚立などで作業する場合は、予め脚立の天板などに毛布などを巻いて、オーニング本体が当たっても傷がつかないように準備しておいて下さい。2~3名で同時に持ち上げて、脚立天板に落ちないように置いたあと、左右同時に持ち上げてベースプレートガイドをプレートに引っかけて下さい。
引っかける際は、少し本体下側を上げ気味にして斜めの状態でプレートに引っかけると取り付けやすくなります。プレートに引っかける際は、左右のベースガイド端部とベースプレート端部の面(ツラ)をピッタリと合わせておいて下さい。(ゴムハンマーなどで叩いて微調整しても構いません)引っかけたあと、付属のボルトを予めプレートに差し込んでいたプレートホルダーにネジを締めつけて下さい(13mmのスパナなどで)
⑥上ケース(雨カバー)をセットする
次に上ケースを地面で箱をあけて準備致します。まず、フロントカバーにチューブが紙テープで付属されているのでテープをはがして、チューブとフロントカバーを別々にして下さい。そして、上ケースの左右どちらからでも結構ですので、フロントカバーを上ケースの溝に差し込んで下さい。差し込み終わったら、上記の溝にチューブを全て通して下さい。
※チューブ、フロントカバーは後程、側板かバーをつければ抜けませんので特にストッパーなど不要です。
次に、付属の袋ナット付きのボルトを上ケースの溝に入れておいて下さい。(間口2850mmまでは2個、2851mm以上は3個)側板は、上ケースを本体に設置後でも取付は可能ですが、壁などに挟まれている場合はネジが締めれないため、現場の状況に合わせて先に付けるか、後で付けるか選択して下さい。
又、上ケースの壁側ラインに1cmほど隙間をあけたラインにマスキングテープを貼っておくと仕上がりなどが綺麗になります。
⑦上ケースを本体に取り付ける
次に、地面でセットした上ケースを大人2~3名で持ち上げて、上ケースホルダーの上に乗せて下さい。(生地などに当たらないように注意して下さい)ホルダーの上に乗せたら、左右のバランスを確認しながら、予め入れておいた袋ナットを緩め(もしくはナットだけはずす)、上ケースホルダーのボルト用のU穴にボルトを通し、袋ナットを隙間から手を入れて締め付けて下さい。この際、20cmほどキャンバスを張り出しておくと手が入りやすいです)
※間口2851mm以上は、上ケースホルダーが中間にも1個ございますので、中間ホルダーも同様にネジを固定して下さい。
⑧止水コーキングを行う
上ケース取付後、最後に壁と上ケースの隙間をコーキングして完了です。マスキングテープなどを貼っておくとラインが綺麗に仕上がります。又、使用するコーキングなどは特に指定がございませんが、屋外対応のコーキング材をホームセンターなどで購入しておいて下さい。
※コーキングの使用本数の目安としては、間口1.5mにつき1本使用します。(予備で1本多く持っていたほうが良いです)レンガの壁や、凹凸のある壁などの場合は更に本数が必要となりますので、現場の外壁状況などに合わせて準備しておいて下さい。(上記はシリコンコーキングのクリアを使用した写真)
⑨DIY・取付完了
以上で、取付完了となります。最後に角度調整ハンドルを動かしたり、キャンバスの出し入れを行うクランクハンドルなどを操作してみて下さい。
※エルパティオは左右の角度を自由に変えれますが、必ず水平(左右の角度が同じ状態)で出し入れを行って下さい。斜めのまま収納したり張り出すと、故障の原因となります。
※電動リモコン式の場合は、本体近くのコンセントや配線に結線して頂くだけでリモコン操作で可動致します。(工場出荷時にリモコン同期設定、リミッター設定を行って出荷致します)電動式も同様に、オーニングの角度を左右水平にしてから収納・張出を行って下さい。
※電動リモコン式の場合、工場出荷時に合わせているリミッター設定は、現場で変更しないで下さい。最大角度と最小傾斜角度を考慮して設定しております。
※電動スイッチ式、電手動式の場合は、現場でのリミッター設定、スイッチ取付が別途必要となります。
※左右の角度の水平確認は、前枠中央に水平器が付いておりますので、泡が中央にくるまで水平を合わせて下さい。