鉄骨造、ALCなどには基本的に外壁にそのままの状態で設置するのは強度の問題上、大変危険です。ALCなどの場合は、そのままALCに設置した場合、強風時や何らかの荷重や衝撃、振動によって本体が丸ごと抜け落ちる危険性がございます。(怪我、躯体損傷の可能性)ALC用のアンカーなどを使ったとしても、もともとALC自体には引く抜き強度の高いアンカーはございませんので、抜け落ちる際はとんがりコーンのような形でアンカーごと抜け落ちる可能性がございます。
以下のALCや鉄骨造へのオーニング取付につきましては、一般の個人の方による作業は大変危険です。当社では取付工事も行なっておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
①ALC外壁を切り欠く
上記は、ブラケット取付位置を決めたあと、ブラケットよりも少し大き目のサイズで四角部分をカットしています。(セーパーソー使用)穴をあける位置は、中にH鋼などしっかりとした下地がある事を予め図面などで確認の上、カット位置を決めます。
②下地に特注ブラケットを溶接
次に、カットした外壁内部の下地(H鋼など)に、画像のようなブラケット取付用の下地金物(鉄)を溶接止め致します。下地金物はお客様にてご用意ください。溶接の際は、中のウレタンや断熱材などに引火しないように十分な注意・防火対策を行います。
上記は、外壁切り欠き・ブラケット溶接・目隠しプレートを付けた写真です。
③目隠しプレート取付
溶接止めにて取り付けたブラケット下地に、アルミの目隠しプレートを貼り付けます(コーキングを予め塗っておきます)。そのプレートの上からオーニング用ブラケットを取付、締め付けて完了です。
④ALCへのオーニング取付完了
上記のように、目隠しプレートを使用すれば、中は見えませんし、コーキングを塗っておく事で止水も万全です。これらの取付方法は、外壁裏側にしっかりとした下地(H鋼や鉄骨)がある事が前提で、且つ溶接止めができるかどうかが重要となります。
ALCの場合、上記のように切り欠き・溶接工事による設置が最も一般的な施工方法となりますが、出巾が1000~1500mmで風などがあまり強く吹かない場所であれば、ALC用のボンド(2液)を使用したアンカー止めで取り付ける場合もございます。(ただし、メーカー推奨工事ではございません。)
当社ではオーニングの取付工事も行なっております。ALCや鉄骨造へのオーニング取付につきましては、一度当社へご相談ください。
BXテンパルのオーニングテント製品
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