学校で起きる熱中症対策の基本知識-オーニングで予防対策-
学校側は子供の健康を守らなければいけませんが、真夏日に熱中症で倒れる児童が増えています。熱中症は子供の命を脅かす危険性もあるため、学校側は熱中症対策を考えていく必要があります。近頃は、エアコンを導入する学校も増えてきていますが、児童の熱中症は運動時に起こることが多いです。そのため、正しい熱中症対策を理解した上で施策を考えていきましょう。
この記事では、学校側が考えたい子供の熱中症対策について分かりやすく解説します。熱中症対策として、教育機関に導入されているオーニング商品もご紹介しているため、ぜひ、参考にされてください。
Contents
熱中症の基本知識
真夏日に熱中症で倒れる児童が増えてきており、ニュースでも取り上げられています。教育機関側が児童のために行える熱中症対策には、どのようなものがあるのでしょうか?まずは、児童が発症する熱中症の基本知識について解説します。
熱中症とは
熱中症とは発汗して、体内の水分や塩分が失われて、対応の調節機能が効かなくなることから発生する症状の総称です。気温・湿度の高い場所にいることで引き起こされます。例年、梅雨明け直後の晴天が続く時期に熱中症のピークを迎えます。児童が熱中症で倒れることも多く、リレー練習後に熱中症で児童が倒れて搬送されたとニュースでも取り上げられました。大切な児童を守るためにも、保護者に安心してもらうためにも、学校側は熱中症に関する知識を持ち対策をしていく必要があります。
熱中症の危険性
人の体温はそれぞれ異なりますが、脳や内臓など内部の温度(深部温度)が40℃以上30分以上経過すると、場合によっては死に至ることもあります。また、重症化は回避できても、後遺症が残る危険性も秘めているため、子供たちを守るためにも学校側は最善の対策をする必要があります。
熱中症の症状
熱中症になると以下のような症状が出ます。
重症度 |
分類 |
症状 |
重症度Ⅰ |
熱湿疹 |
たちくらみという状態・脈が速くて弱くなる・顔面蒼白・呼吸回数の増加・唇の痺れ |
重症度Ⅰ |
熱けいれん |
筋肉痛・筋肉の硬直 |
重症度Ⅱ |
熱疲労 |
頭痛・吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・虚脱感 |
重症度Ⅲ |
熱射病 |
意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温 |
学校の熱中症予防対策
学校で起きる熱中症を防ぐために、熱中症予防対策を行いましょう。熱中症予防対策には以下の対策があります。
環境条件の整備
気温や湿度、輻射熱を合わせて暑さ指数を計測して環境整備をしましょう。暑さ指数(WBGT)は、熱中症予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 WBGT計がない場合は、気温が低い場合は湿球温度、気温が高い場合は乾球温度を参考にしましょう。
暑熱順化
熱中症は7月下旬から8月上旬に集中します。夏前であっても、急に暑くなると熱中症が発生します。また、身体が暑さになれていない場合は熱中症にかかりやすくなっているため、注意しなければいけません。 そのため、真夏に熱中症にならないように、運動を軽くして、徐々に暑さに体を慣らしていかせましょう。
水分・塩分補給
暑い時期は、水分をこまめに補給して休憩を取らせます。休憩は30分に1回は取るようにしましょう。長時間の運動で大量の汗をかく場合は、食塩の補給も大切です。0.1%の食塩水を補給させましょう。
服装・装具の配慮
子どもの服装は軽装として、透湿性や通気性の良い素材のものを着させましょう。また、帽子などで直射日光を防ぐことも大切です。吸収性が優れており、サラッと着られるレーヨンやナイロンの服がおすすめです。
子供の体調管理
体力のない人や肥満の人、暑さに慣れていない子供は熱中症を起こしやすいので運動を軽減させましょう。また、体調の悪い子供は熱中症を起こしやすいので無理をさせないようにしましょう。子供の体調を管理してあげることで、熱中症を未然に防止することができます。
学校の熱中症予防対策「オーニング」の効果
学校の熱中症予防対策について説明しましたが、オーニングを設置して環境整備するだけでも対策が行えます。ここでは、オーニングの効果をご紹介します。
夏の強い日射しから子供を守る
オーニングを設置すると日射しを遮ることができ、気温を下げることができます。オーニングメーカーが発表している数値では、真夏のウッドデッキの気温は約60℃。とてもではないですが、素足で触れることができません。 しかし、ウッドデッキにオーニングを設置することで35℃まで気温を下げることができます。気温が下がれば、子どもの熱中症リスクも下げられます。
雨天時に廊下での転倒を防ぐ
学校の廊下が濡れると転倒リスクが高まります。床の水濡れの原因は、子供の荷物や衣服からしたたり落ちる雨しずくや、入口や窓から入る雨風です。 学校の入口(玄関)は転倒事故が起こりやすい場所なので、オーニングを設置することをおすすめします。オーニングを設置すれば、保護者のお迎えの際も濡れずに快適です。
デザイン設計で空間を演出
オーニングは、オリジナル形状もデザイン設計も可能です。後で詳しく説明しますが、固定型のオーニングテントや独立型のオーニングテントなど、さまざまな種類があります。そのため、個性豊かな空間演出効果も狙えます。
オーニングに関する詳細情報は「オーニングとは?メリットから注意点、設置場所まで徹底解説」を参考にされてみてください。
学校の熱中症対策におすすめのオーニング商品
子どもたちの熱中症予防対策でオーニングを設置したい場合は、どのような商品があるのでしょうか?ここでは、当店が取り扱うおすすめのオーニング商品をご紹介します。
ニュースーパーマキシム
ニュースーパーマキシムは、強靭さ、操作性、意匠性にこだわり作られたオーニングテントです。電動式オーニングを選べば、太陽の位置に応じて角度調整してくれて、室内に入る日射しをカットしてくれます。頑丈なオーニングなので、長く使用できるオーニングをお探しの場合におすすめです。
パルセイル
パルセイルは移動式オーニングです。コンパクトに収納することができて、必要に応じて使用できる独立型オーニング。校庭やプールサイドの休憩場として活躍します。オプションで涼感ミストも取り付けられるため、熱中症予防対策に最適な商品です。どのようなシーンにも使用することができるため重宝します。
ダブルバーネ
ダブルバーネは、ひとつのシャフトから両サイドに張り出す新タイプのオーニングです。砂場などの子どもたちの遊び場に設置されることが多いです。サイズや敷地の形状に合わせてプランニングすることができます。
ソラカゼ
ソラカゼは、パーゴラとオーニングを組み合わせて、人々が集うやすらぎのオープンエアな空間を実現することができるオーニングです。エクステリア効果も見込めます。学校菜園などがある場合に設置されることが多いです。
まとめ
この記事では、学校で行える熱中症予防対策についてご紹介しました。熱中症は、死を伴い危険性をもった症状です。地球温暖化の影響で気温は上昇し続けており、熱中症で運ばれる児童の数は増えています。大切な児童を守るためにもオーニングを設置しましょう。 今回は、学校に取り付けられるおすすめのオーニング商品をご紹介しました。もし、ご興味がある方や取り付けをご検討の方は「オーニングテント.jp」までご相談ください。
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